Continental Breakfast世界のContextを読み解くBlog

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2013.06.26 Wednesday ... - / -
#新聞にとっての顧客は「読者」のはず
(続き)

少なくとも、21世紀に入って読者の求めるものが相当変質してきているのは確かです。大衆に迎合してはいけないという業界の自負も理解できますが、人びとの情報への接し方がかつてとは大きく異なってきているわけですから、もう少し(特に若い世代の)読者の求める情報の質を吟味してもよいのではないでしょうか。

newspaper

また、新聞各社の真の顧客は「読者」であって、「新聞販売店」ではないはずです。自分たちのつくった新聞がいったい誰に読まれているのか、新聞各社は正確に把握することができません。たとえばメーカーであれば、ユーザーに対して自社製品の使い勝手や問題点などを、さまざまな調査で知ろうと努力するのが普通です。なぜなら、それが自社製品の改善、ひいては顧客満足の増大につながるとわかっているからです。ところが、新聞各社は真の顧客であるはずの「読者」について、その属性も紙面の内容についての意見もわかりません。

新聞各社がそれらを知ろうとしていないというわけではなく、新聞の販売は全国の「新聞販売店」に委ねられているため、その先にいる「読者」についての情報は「新聞販売店」からの間接的かつ不正確なものしかないわけです。最近はネットを通じて人びとの意見を吸い上げようとする向きもありますが、ネットで情報を収集、発信している人の多くは、新聞という媒体からすでに離れてしまった人が多く、彼らの意見がそのまま新聞各社に有益な情報たり得るのか、少し懐疑的な見方をしてしまいます。

新聞各社のネット配信についても、本紙を購入することがネットでの購読の前提条件になっていますが、ネットで新聞を読みたい人が強いて紙の新聞をほしがるとはちょっと思えません。新聞各社の、表向きの顧客である「新聞販売店」に対するこうした優遇措置というか保護政策は、長期的にみて新聞社自身の脚を萎えさせていくことになるでしょうね。

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2012.12.20 Thursday ... comments(0) / trackbacks(0)
#新聞ってあんなに広告多かったっけ?
突然ですが、ウチはふだん新聞をとっていません。

newspaper

それでも仕事柄、一応日経には目を通さなくてはならず、なるべく時間を見つけてサラッと読むようにはしています。その他の全国紙は読まなくなって久しいのですが、たまには買って読むこともあります。今日は朝日新聞を読んでみて、かつてのクオリティとあまりにかけ離れていることにショックすら覚えてしまいました。

まず、40ページのうち13ページが全面広告(広告特集を含む)でした。朝日新聞デジタルの記事広告と受け取れるページも含めると、14ページ分がまるまる広告ということになります。もちろん、本や雑誌の広告は各ページの下段にあり、それぞれページの3分の1を占めています。それらをざっくり計算すると、記事として読めるページは18ページ足らず(テレビ番組欄を含む)で、紙面の半分にも満たないんですね。

そして、その18ページの記事の中で、特に読みたいと感じたところはほとんどなく、選挙絡みのオピニオンは別として、ネットで何日も前に目にしている情報がたくさんありました。これでは若い人たちが新聞を読まなくなるのも仕方ありません。若い人たちが新聞を読まなくなる→読者に占める高齢者の割合が高くなる→高齢者向けの内容の記事や広告が増える→ますます若い人たちが新聞を読まなくなる、という負のスパイラルに完全に陥ってしまっています。

このままでは、世代交代とともに新聞というメディアも衰退していくのは間違いないでしょう。新聞各社が今後、読者を確保しようと思ったら、各紙が独自性を強めていくしかないでしょうね。事実を丹念に拾い集めるという、これまで新聞に課せられてきた使命は、今や個人がネット上で発信するようになっており、新聞はその部分の役割を終えようとしています。それよりもむしろ、今後は新聞が良質な「オピニオンリーダー」としての地位を固めていくことが、そのブランドを支えることになるだろうという気がします。

(続く)

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2012.12.19 Wednesday ... comments(0) / trackbacks(0)
#Congratulations!
Barack Obamaの2期目が決定しましたね。

obama

投票前は接戦が予想されていたアメリカ大統領選。フタを開けてみれば、Obama大統領の余裕(でもないか)の勝利でした。アメリカという国が何とかまだ正気を保っていることが再確認できたわけですが、今朝、私の知人がFacebookに書いていた言葉が印象的でした。
これだけ世界に影響のあるリーダーを米国民だけで選んでいいのかな?
確かに、アメリカ大統領選の行方が世界に与えるインパクトはあまりにも大き過ぎます。今回は辛くもObama大統領の再選が果たされましたが、一歩間違えば「1% vs 99%」の格差をさらに助長する政権が誕生していたかもしれず、それによってアメリカが不安定になれば、世界経済全体が不安定化してしまう。

今回の選挙で民主党と共和党が票を獲得したそれぞれの州の地図をみると、いつそれが実現してもおかしくない状況だったことがわかります。共和党の赤い面積の大きいこと(笑)

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2012.11.07 Wednesday ... comments(0) / trackbacks(0)
#Happy Halloween!
日本ではここ数年ですっかり定着した感がありますね。

google
今年もいろんなところで仮装パーティが開催されているようですが、実は仮装パーティなるものにまだ一度も行ったことがありません。お誘いは毎年いただいているので、そろそろ行きたいなとは思っているのですが(笑)

ウチの子供たちの仮装は写真で堪能したので、やっぱり次は自分の番ですね。来年こそはどこかで仮装します。

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2012.10.31 Wednesday ... comments(0) / trackbacks(0)
#映像化の功罪
スポーツなどではよく、競技の成功したイメージを頭の中でできるだけ具体的に描くことが重要だといわれます。

そこから超一流のアスリートたちは、イメージトレーニングを集中して行うようになりました。イメージが人にどれほど強い影響を与えるかについては、今やさまざまな研究がなされています。言葉で伝えられる情報量は限られているのに対し、言葉よりもはるかに多くの情報を伝達することのできる写真や画像、映像といった視覚的なイメージは、人びとに対して影響力を行使したい政治家や企業、タレントなどにとって、今や必要不可欠なツールですね。

trick
彼らはテレビや映画など、不特定多数の人びとに届くマスメディアを使って、その影響力をフル活用します。マスメディアは、イメージが人びとに及ぼす影響が如何に大きいものかを、その存在自体によって世界中に知らしめました。マスメディアの発達と群集心理の暴走。この2つは近代以降の世界の歴史を辿る限り、恐ろしいほど見事にリンクしています。

現代の映像技術の進化は、娯楽の側面からはうれしいことなのですが、同時にこれが市民に対するマインドコントロールに援用されているとしたら、それは悪夢でしかありません。政治家や企業がマスメディアを通じて、一般の人びとに持ってほしいと願う具体的なイメージを流しても、私たちはおそらくそれと気づくこともなく、彼らの思惑に乗せられてしまいます。

これは、人びとがメディア・リテラシーを身につければよいという単純な話ではなく、どんなに細心の注意を払っていても、誤認してしまう人間の心理の隙を突かれてしまう可能性があるわけで、そういうところには適切な法規制も必要になるはずです。

(続く)

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2012.10.10 Wednesday ... comments(0) / trackbacks(0)
#認識の「ズレ」について
1970年代を扱った映画やドラマを観ると、なぜか懐かしい気分になります。70年代といえば、自分が生まれてから小学校に入るまでの間の幼児期で、実際は記憶なんてほとんどないのですが、あの頃の映画やドラマに音楽、それにあの時代を扱った映画が好きで、これは果たして幼少のころの記憶が影響しているんでしょうか。

70s
よく古い時代を扱った映画などで、リアリティを追求したと謳っているものがあります。そういう作品の中には、確かにその時代の雰囲気をよく伝えるものと、ちょっと違うなと感じさせるものが混在していて、その差を実感することは容易ではありません。というのは、まずその当時の空気感を肌で知っている人でなければそれを実感することは不可能だし、たとえその時代を生きた人であっても、当時の空気感を正確に記憶している人はそれほど多くないからです。

ましてや自分が生まれる前の時代や、自分がいなかった場所の雰囲気など、どうあがいても実感することはできません。ということは、古今東西で起きている現象のほとんどは「実感することができない」ということになります。ところが、現代の映像ないし音響技術というのは非常に高度な発展を遂げ、バーチャルにさまざまなことが体感できるようになりつつあります。そのこと自体に良し悪しはありません。

ただ、テレビでハワイの映像を観て、「行った気になる」人もいれば、クイズ番組を観ていろんなことを「知ってるつもり」になる人もいる。私の場合も70年代の空気を感じさせる映像や音楽が好きで、そのことを幼少のころの記憶と結びつけて考えることもできなくはないわけですが、これはおそらく根拠に乏しい思い込みに過ぎないだろうと思います。

もし仮に、あるドラマが70年代を忠実に再現していたとして、そのことをリアルに実感できる、懐かしく思える人というのは、当時の記憶がはっきりしていてしかもドラマと同じような設定を生きてきた人に限られる。そうでない人が感じる空気感というのは、どこか作りものというかニセモノのはずですね。しかも人間の記憶というのはとてもお粗末にできていて、実際の(特に苦い)経験や感情をニセモノの(甘い)記憶と入れ替えるなんてことも、割と頻繁に行っていたりします。

私たちの認識力がその程度のものであると自覚することで、さまざまな弊害から逃れることができます。「実話をもとにした」とか「リアリティを追求した」という謳い文句も、実際に「起きたこと」とはかなり開きがある。ある年齢に達したときに、その開きをふと実感する瞬間があります。そしてそれを実感すれば、その差を他の現象にもあてはめて「現実」と「ニセモノ」の距離感を類推することができる。

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2012.10.09 Tuesday ... comments(0) / trackbacks(0)
#築年数はやっぱり新しいほうがいいかも
今夜は台風17号の雨風が激しいですね。

typhoon

築年数の古いマンションに住んでいると、今回のような台風がやってくる度に建物が揺れたり窓から浸水したりして、自然災害の恐ろしさをイヤというほど実感します。暴風雨のときはいつも、沖縄や高知、紀伊半島、それに名古屋のような台風がよく上陸する地域の人たちは本当に我慢強いなあと感心しています。

地震のときもそうですが、基礎や土台がしっかりしているかどうかが判然としない、鉄筋が腐食していてベランダや階段の状態が不安、というのは、特に災害時には精神衛生上よくないですね。今日もひたすら一刻も早い台風一過を待つのみです(笑)

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2012.09.30 Sunday ... comments(0) / trackbacks(0)
#億万長者は国境で背中を濡らさない
昨日のEntryの続きをもう少し書いてみます。

mormon
Mitt Romney失言の中には、彼の父親がメキシコ生まれであることから、「もし私がメキシコ人の子どもだったら、選挙はもっと楽だった」というのもありました。これは、もしそうならヒスパニック系の有権者たちからの支持を得られただろうという意味ですが、この発言はパーティに出席していた富裕層の白人たちに向けてなされたもので、どちらかといえば自分が白人であることを印象づける意味合いが強く、ヒスパニック系の人びとからすれば非常に差別的な響きでもって捉えられるでしょう。

また、Romneyの父親がメキシコ生まれなのは、Romneyの祖父が一夫多妻制を廃止したユタ州のモルモン教会に反発してアメリカを離れたためです。つまり、Romneyは祖父が一夫多妻制を強烈に支持していたことを肌で感じていたはずであり、彼の思想がどうであれ、アメリカのキリスト教右派が彼の生い立ちを知れば、彼が内心では今も一夫多妻制を支持しているかもしれないと思い、彼を嫌悪する可能性は十分あります。

今回の隠し撮り映像の流出は、いろんな意味でRomneyの政治生命に取り返しのつかないダメージを与えることになりそうですね。

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2012.09.21 Friday ... comments(0) / trackbacks(0)
#自立と依存のあいだ
(続き)

確かに、どんなことでも「依存」が「依存症」までいってしまうと、人にとって有害なものになってしまいます。ただ、それはあくまでも依存する度合いが一定のレベルを超えてしまった場合のことで、一定の範囲内であれば、依存することそれ自体は有害どころか、精神衛生上とてもよいことのはずです。

wine
私たちは幼いときは親に、大人になれば恋人や配偶者に、年老いたあとは子供や孫に、それぞれ依存しながら生きています。こう言うと、人によっては「いや、私は誰にも依存しないで生きている」と反論される向きもあると思います。これはおそらく、「依存」という言葉自体にネガティブな響きが含まれていることもその一因でしょう。いや、そうではなくて本当に自分は誰にも依存しないで生きている、という、「自立」していることを強調される人は、実際にそうなのかもしれません。

しかし、そもそも「依存関係」というのは、単に
ある人・物と他の人・物とが、互いに頼り合う間柄であること
であって、「依存症」のようにそれが行き過ぎた状態とは程度がまったく異なるものです。そして、依存関係はそれ自体悪いことでもなんでもなく、むしろ自然な状態であるはずです。自分は完全に「自立」していると強調する人はむしろ、周囲から敬遠されるのではないか。同じように、「依存」する気持ちが強すぎる人も周囲から疎んじられるのではないかという気がします。

現在、「自立」することがことさらに強調されるのは、日本の場合、特にアメリカの影響が大きいといえるかもしれません。アメリカは、人がそれぞれ自立していることを良しとする気風が強すぎて、弱音を吐いたりネガティブなことを言うことがとてもしづらい環境です。彼らの「ポジティブ症候群」とでも呼ぶべき、高邁な理想、独立の気風といったものを絶対視する風潮が日本にも蔓延して、相互扶助の精神が蝕まれてしまいました。日本では、東日本大震災があって、ようやくそれが行き過ぎであることが再認識されたわけです。

たとえば配偶者に対する「Better Half」という言葉のように、自分に足りないものを互いに補い合う「依存関係」は、極めて自然で健全な関係だと思うんですけどね。

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2012.08.04 Saturday ... comments(0) / trackbacks(0)
#Just survive!
大津市で起きた中学2年生の男子生徒のいじめによる自殺が話題になっていますが、いじめのあった学校や加害者の名前を特定できるような情報が流出したことで、とうとうYouTubeに加害者とその家族が実名で糾弾される事態になってしまいました。

survive

いじめの加害者は何らかの制裁を加えられればよい、とする「目には目を」式の報復は、私たち人間の心理として非常に快く感じられるために、今回のようにまるで「仇討ちに加担する」ような気持ちで過剰に反応する人が少なくないのでしょう。

しかし、こうした本来は被害者と無関係な人びとによる加害者とその家族への制裁というのは、それこそ大規模な「いじめ」以外の何者でもありません。この連鎖が続く限り、この国からいじめがなくなることはないでしょうね。

日本では、「社会性」とは「同質性」のことであって、「協調性」のことではありません。私たちはこの「社会性」を担保するために、「同質性」を乱す存在をしょっちゅう「生け贄」として見せしめにしなければならず、だからこの国には、これまで「対話」という文化が育ちませんでした。「対話」は価値観の違う人同士が、異なる価値観をお互いにすり合わせることで、新たな価値観を創造する行為ですが、私たちは異なる価値観に対して、「臭い物」としてフタをするように教えられてきました。

(続く)

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2012.07.10 Tuesday ... comments(0) / trackbacks(0)
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